2005/04/03 作成

MSDスィートドリーム・ミュウのエステ

【 預かりモノのお人形さん 】

今回はヒナミさんの依頼を受けて、ミニSDの初期エステを行いました。

考えてみると、余所様のお人形さんのエステをするのは初めてです。

自分のSDのエステより、少しだけ注意して作業を進めてみようと思います。

考えてみれば、ウチのスミカはMSDの初期ロットで、今回の眠りミュウちゃんはMSDノーマルスキンの

最終ロットになると思われます。2年間で何か変わっているでしょうか?

2004年10月末にSDの大きな仕様変更が行われました。

情報不足で不確定要素が多いのですが、2004年10月までに製造されてきた量産品のSD達の内、ピュアスキン化されていないSD達については、いったん製造が中止になるようです。

もしかしたら、今回、製造中止になったSD達についても、順次、製造が再開されるのかもしれませんが、しばらくの間、入手できなくなる事は間違いありません。

そーゆータイミングで、急遽お迎えされたのが、今回のスィートドリームのミュウちゃんなのです。

04/09/22【 梱包確認 】

とりあえず梱包の確認です。

こうやってSDを組み立てるのは本当に久しぶりのような気がします。なんだか懐かしいですね。(^^)

初期ロットMSDと比べると、各パーツの形状が微妙に変更されているような印象を受けます。

また、各パーツの内側に「これでもか〜というぐらいに、ボークスの刻印がされています。

この刻印は初期ロットのMSDにはありませんでしたね。各パーツが強烈に著作権を主張しています。(^^;

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< エステを引き受ける際の打合せ内容 >

 ・ちょっと気が強そう(いじわるそう?)な感じにしたい。

 ・ウィッグは淡色系(白?)を使用する予定。

 ・眉毛はあまり長くない方が良い。

 ・睫毛は二重に貼ること。

 ・イメージを変えるような大幅なヘッドの削りはなし。

 ・メイク素材はリキテックスを使用。

 ・パステルメイクやエアブラシメイクはなし。

 ・エステの完了時期は年末(12月頃)を目処とする。

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2004/10/01

ヘッドの状態です。

特に何かした訳でもないのですが、後頭部にあるプレートが自然に外れてしまいました。(^^;

うろ覚えですが、このプレートは2003年の秋頃から導入されように記憶しています。初期ロットのMSDにはこのプレートは付いていませんでした。

後頭部にはプレートの収まっていた穴が残っています。

穴を埋めるか?プレートを再取り付けするか?

どちらが良いんでしょうね?

プレートには「04,03/RE」と刻印されています。

2004年3月製造という事でしょう。

 RE ? レボリューションでしょうか?(^^;

とりあえずプレートはホットボンドで再接着しました。

ヘッド内部については、初期ロットMSDと比べると大きく構造が変化しています。

初期ロットMSDでは頭のフタの固定にポリキャップを使用していましたが、現在ではポリキャップは廃止されているようです。

問題なのが〜

組みたて説明書はポリキャップを使う方法で説明されていて、新しいパーツ形状についての説明が無いんですよね。(+_+)

とりあえず、マスキングテープ等で外から押さえるのが良さそうですけど。

パーティングライン消しを行いました。

240番→400番と、順番に耐水ペーパーをかけて、素体表面にある段差を削って消していきます。

最後に、1000番の耐水ペーパーを表面全体に軽くかけました。

写真の端に映っているのはドルフィープラスのオプションヘッドです。心霊写真とかじゃありません(笑)

念のため〜(^^;

梱包から出したばかりの素体の表面を触ると、ちょっとヌルヌルした感触があります。

このヌルヌルは製造過程で表面についた離型剤だと思われます。

通常のエステでは中性洗剤等でこのヌルヌルを洗い流すのですが〜

今回のエステでは1000番の耐水ペーパーで表面全体を削って「良し」としてしまいました。

表面全体を削れば〜 当然、表面の離型剤も全て取り去ることができるかな〜 と。

方法はともかく表面がヌルヌルしなくなればオーケーだと思います。(^^;

所要時間4時間程度でパーティングライン消しの作業が完了しました。

MSDはSDよりも小さいので、エステもかなり早く進みますね。(^^)
+

パーティングライン消しが終わった素体を見ていて、タトゥが似合いそうな気がしてきました。

打合せの結果、「肩→背中」「左上腕部」「左太股部」にタトゥを入れることになりました。

画材はやはりリキテックスを使用するつもりです。

+

2004/10/04

球体パーツ等をゼリー状瞬間接着剤で接着しました。

接着剤が確実に硬化するまで(念のため)数時間は上写真のような状態で固定しておきます。

実際に接着してみると、足首部分のパーツに大きな隙間ができてしまい、ちょっと気になります。

2004/10/05

気にしなければ済むレベルの隙間なのですが、今回はこの隙間を埋める処理を試みてみます。

パテで隙間を埋めることも考えたのですが、色の違いが目立ってしまうような気がしたので、瞬間接着剤を使って隙間を埋めることにしました。

瞬間接着剤を何度か流し込んで隙間を埋めてから、耐水ペーパーで削って形を整えました。

…あんまり上手じゃないかもしれませんね。(^^;

とりあえず、これでパーツの接着&整形?の作業は終了です。

2004/10/07

説明書にある通り、普通にヒートンを取り付けました。

普通にネジ込みます。

説明書の通りの方法で普通に組み立てました。

びよよーんと飛び出ているのは、テンションを調節した直後のテンションゴムです。

テンションゴムは胴・脚用=145cm 腕用=85cmです。(キットには本当にピッタリの長さしか入ってません。)

説明書にはある通り、このままだとテンションが緩いので、この写真のようにテンションゴムを引き出してテンションを調節します。

やはり(これも説明書に記述がありますが)関節を引っ張ると5〜10cmぐらい伸びるぐらいのテンションが適切のようです。

余分なテンションゴムは邪魔になるので、結び目から3〜5cmぐらい残して切り落としてしまいました。

2004/10/09

SDのメイクはオーナーさんの好みが最も反映される部分です。

やはり人形は顔が命ですよね。

まずは顔のデフォルト状態です。

睫を2重に貼り付けました。

ライトブラウン+ブラウンの重ね貼りです。

睫毛の2重貼りは初めてやりましたが〜

かなり濃い味というか、ゴージャスな感じになりますね。

リキテックスでメイクをしました。

パステル等による陰影塗装は行いません。

付け睫の色合いに影響されて、眉毛もちょっと濃い色になってしまいました。

ドールアイを装着しているのですが、眠り目だけあってあまりハッキリとは見えません。

色々とウィッグと合わせてみました。

うーん… ちょっとイマイチのような気がしますねぇ…(^^;

2004/10/11

ヒナミさんに写真を見せて、メイクの方向性を相談しました。

その結果〜

・眉毛を短くする。(左写真参照)

・眉毛の色をアイボリー系に変更する。

・目尻部分で眉毛を下げない。あくまでナチュラルに。

・唇の色をもう少し薄くする。またボッテリと塗る。

…と、こんな修正を加えることになりました。

2004/10/21

メイク修正の合間に、頭のお皿の固定方法の改善を行いました。

左写真のようなフックをステンレス線で作り、それを額の内側にホットボンドで固定してみました。

このフックを利用すると、右写真のように輪ゴムで頭のお皿を固定できるようになります。

んで〜

打ち合わせ内容に合わせて、メイクをやりなおしました。

ほとんど書き直しになってしまいましたが、眉毛と唇だけだと、そんなに作業時間はかかりませんね。(^^)


タトゥーを薄い茶色で下書きしてみました。

一応、虎目オリジナルの図案です。

左肩:骨とドラゴン

左上腕:稲妻と太陽

左太股:花と蝶

う〜む。なんだか混沌としてますね。(笑)

この図案でオーケーが出れば、濃い色で清書するつもりです。

2004/11/03

暫定的にこのコンテンツを公開した所、皆様から「頭のお皿のゴムの通し方」についてのアドバイスを頂いてしまいました。

どうやら、左写真のようにゴムを通して、これを頭内部のSカンに引っ掛けるのが正解の様子です。

うーむ… 皆様のアドバイスが同じ内容でしたから、どこかに書いてあったのかもしれませんが、虎目は見落としてましたね。

アドバイスを頂きました皆様ありがとうございました。(^^)

2005/03/29

え〜〜〜〜〜(^^;

2004年の年末がちょっと忙しかったので作業を休止したのですが、そのままずっと作業が停止して

おりましたね。いやはや…(^^; 

とりあえず状況を整理すると〜

基本的なエステは去年の段階で完了しているので、オマケで遊んでいたタトゥの仕上げを行います。

作業のために再び分解しました。

バラバラで〜す。
.

→→→

分解したついでに股関節のスリットをデザインナイフと棒ヤスリで削って2mm程度拡張しました。

これで多少は座りポーズの安定性が多少向上すると思われます。

2005/03/31

各パーツのタトゥを仕上げました。作業を始めれば割と早い作業だったようです。(^^;

薄茶色で下書きしたラインを参考に、濃茶色(黒に近い)で清書しました。部分的に色をのせてあります。

塗料はリキテックスを使いましたが〜 部分的にちょっとテカってしまってます。(^^;

花と蝶の図案については、後から表面にツヤ消しクリアを塗ってテカリを押さえました。

今回のタトゥは塗料で表面に描いているだけなので非常に脆弱です。

何か硬い物がぶつかれば簡単に剥げてしまうでしょうし、素体表面についた汚れを1000番程度の耐水ペーパーでクリーニングするような事をすれば当然はがれてしまいます。

SDというお人形さんは遊べば汚れますし、時間が経てば樹脂の変色(黄変)が起きるので、1〜3年に1回ぐらいは表面を耐水ペーパー等で磨いてクリーニングしてあげないといけないような気がします。

恒久的なタトゥを望むなら、リューター等で素体表面に彫刻をして墨を入れるという方法もありますが、気が変わったときにタトゥを落とすことができないので非常にリスクが高いです。

タトゥが惜しいからといって、人形で遊んであげないのも本末転倒ですから、このタトゥは生まれた瞬間から「いつかは無くなるモノ」と割り切って考えるのが良いのかもしれません。

そうやって考えると、ちょっと“はかない”存在なのかもしれませんね。(^^;

2005/04/03

ペイントが一通り終了したので、再び組みたててみました。

タトゥーペイントのためか? 以前とはかなり雰囲気が違って見えますね。(^^)

座りポーズについてはご覧の通りです。

股関節スリットの拡張で座りポーズの安定性が向上するかどうか、ちょっと微妙な感じです。

もうちょっと大胆にスリットを拡張すれば、もっと安定するのかもしれませんが〜

関節の動作状況を見ていると、単純にスリット拡張だけで解決するのか?ちょっと判りません。

とりあえず、現状でもなんとかきちんと座ってくれる様子なので、今回はこれで作業終了としました。

<総括>

ひとりぼっちの写真ばっかりだったので、最後に月音にちょっと面倒を見てもらう事にしました。

寝てるんだか起きてるんだか?スィートドリームのお人形さんの表情には独特の魅力がありますね。

余所様のSDのエステを手掛けたのは今回が初めてでしたが、オーナーさんの要望に沿った作業をするのは面白くもあり難しくもありました。

自分の発想に無いような作業に挑戦できるのは面白かったのですが、スケジュール的にはちょっと時間がかかり過ぎましたね。(作業を中断している期間が長過ぎたというか…)

最初の約束で12月末頃までに完成させるという話しだったので、約4ヶ月の遅延という事になります。

実際には「いつでも良いよ」的な展開で、時間的な制約はほとんど無かったので良かったのですが〜

良くも悪くも、自分のペースでしか作業できないということはよく判りました。請負エステは大変です。(^^;

とりあえず無事にエステを完了できてなによりです。(^^;

<以上>

そうそう、この子の名前は「リクドウ」ちゃんになるそうです。

リクドウちゃんのオーナーさん ヒナミさんのサイトはこちら

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